2018-04-20 11:00
経済
インド、ミャンマーなどに供給するLNGガスのターミナルを建設中

容量増加にも対応可能
インドのAdani Ports and Special Economic Zone Ltd(以下、APSEZ)は、オリッサ州ダマーラ港に建設中であるLNG(再液化天然ガス)輸入ターミナルで、LNG再ガス化サービスを提供するため、インディアン・オイル社(以下、IOC)と長期契約を結んだと発表した。契約によると、IOCは、年間300万トンの再ガス化容量を20年間計上しており、ターミナルの総容量の60%を占めている。このプロジェクトにより、最終的には年間10万トンの容量を2倍にすることが可能である。ターミナルは、2021年の後半に委託される予定となっている。
Karan Adani社の最高経営責任者(CEO)は、ダマーラのLNG港は、インド東部でガス消費を増加させるために重要であり、「バングラデシュとミャンマーへのガス供給においても、ターミナルは戦略的役割を果たすだろう。」との見解を示した。
大型LNG船も入港
ターミナルは、主要インフラ企業のLarsen&Toubro(以下、L&T)によりガス貯蔵タンクが建設されている。当初、ターミナルには容量180,000立方メートルの完全密閉型タンク2つを持ち、IOCがタミル・ナードゥ州にEnnore terminalを建設した後、東海岸で2番目、インドでは初めてのLNGターミナルとなる。
ターミナルは、カタールからの大型LNG船「Q-max」を含む、幅広い容積のLNG運搬船を扱うことが可能な桟橋を持つ。また、海上ルートを介して、近距離市場にサービスを提供するためにLNGを再積載することができ、トラック市場によって新生LNGを成長させるためのトラック積載ガントリも持っている。
IOCは、オーディシャのParadipとWest BengalのHaldiaの精製所にガスを供給する計画だという。
(画像はUltra Newsより)
外部リンク
Ultra News
https://ultra.news/
The Hindu Business Line
https://www.thehindubusinessline.com/
INDIA TODAY
https://www.indiatoday.in/
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