2018-04-10 05:00
政治
カナダ特使がロヒンギャ危機に関する報告書を発表

独自の調査を進めるため、カナダ政府は協力を
4月3日、カナダのミャンマー特使Bob Rae氏が、ロヒンギャ危機に関する報告書を発表した。39ページにわたるレポートでは、67万1000人以上のロヒンギャ族が暴力を受け、ミャンマーから逃れている状況が報告された。Rae氏は「明確な証拠」をつかむため、引き続き独自の調査を進めるとして、カナダ政府に協力を求めた。
アウンサンスーチー氏も「調査から排除しない」
また、調査対象者については、カナダ名誉市民でもあるアウンサンスーチー氏をはじめ、誰であっても排除するべきではないと主張した。Rae氏はオタワでの記者会見で、
民間人か軍人かに関わらず、責任のある全ての人が責任を負うべきだ。私は誰であっても調査から排除しない。
どのように行われ、どのような結果となったのか、証拠や証言を集めるべきだ。それらの決定にスーチー氏が関与しているなら、彼女も調査に巻き込むべきだ。(The Globe and Mailより)
どのように行われ、どのような結果となったのか、証拠や証言を集めるべきだ。それらの決定にスーチー氏が関与しているなら、彼女も調査に巻き込むべきだ。(The Globe and Mailより)
と述べている。
カナダ政府はロヒンギャ危機に対して、すでに4500万カナダドルの支援を行っているが、Rae氏は今後4年間、1億5000万カナダドルの支援をするよう提案した。
また、戦争犯罪となる可能性もあるロヒンギャ族危機について、カナダが主導となって調査を行い、この問題に関する国際的なリーダーとなるよう求めた。
(画像はThe Globe and Mailより)
外部リンク
The Globe and Mail
https://www.theglobeandmail.com/
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