ミャンマーニュース

ミャンマーの出稼ぎ労働者を乗せた2階建てバスが3月30日の午前1時半ごろ、ミャンマーと国境を接するタイ北部のターク（Tak）県の高速道路で燃え上がり、20名が死亡した。

バスには合法的にタイで働くために、47名のミャンマー人労働者が乗車。そのうち、27名は脱出したという。また、運転手の他に、運転手の妻と首都バンコクに向かう旅行者も乗車していた。

ターク防災対策センターによると、犠牲者は20名で、負傷者が3名だという。

バスは同県メーソート（Mae Sot）郡からタイ中部パトゥムターニー（Pathum Thani）県にあるナワナコーン工業団地（Nava Nakorn Industrial Zone）へ向かっていた。

出火当初は「エンジンからの出火」と報道されたが、メートー（Maetor）地区警察署のKritkanok Dan-udom氏は、と語っており、バス火災の原因は未だ明らかとなっていない。

また、バスの運転手は火災発生時に「薬物」を使用していたとの報道もある。

タイには300万人以上の出稼ぎ労働者がいると推定されており、その多くは貧しい近隣のミャンマー人だという。

ステータスが低く賃金が低いため、出稼ぎ労働者はしばしばタイでの安全上のトラブルや搾取の犠牲になっている。

また、世界保健機関（WHO）の最近の調査では、タイの道路はリビアに次いで世界で最も危険とされている。

この火災により、バスの内部は丸焦げの状態で、死者の特定には専門家の助けが必要だという。

（画像はBangkok Postより）

外部リンク

Fire kills 20 Myanmar migrant workers on bus in Thailand: police
https://www.reuters.com/

Bus fire kills 20 Myanmar migrants in Thailand
http://www.mizzima.com/

Bus crash, fire kills 20 migrant workers
https://www.bangkokpost.com/