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2018-04-03 19:00

社会

ミャンマー汚職防止委員会、3カ月で収賄に関する苦情1,700件以上

汚職防止
半数が法的措置の必要なし
ミャンマーの汚職防止委員会(Anti-Corruption Commission)は、今年の第1四半期に収賄による苦情を1,781件受けたことを明らかにした。

国営メディアであるグローバル・ニュー・ライツ・オブ・ミャンマー(GLOBAL NEW LIGHT OF MYANMAR)によると、1月1日から3月30日までに同委員会が受けた苦情1,781件のうち949件は、法律に基づいて措置を講じる必要がない苦情であったという。

また、497件は組合レベルの組織や州・地方政府が措置を講じる必要があり、304件は未だ審査中で、20件の苦情に信憑性があるという。

公式に受理された苦情は同委員会により手続きが取られ、3つのグループがチェックした後、委員長を含む12人の委員により、苦情が所定の法律や規則に合致しているかどうかについて注意深く検討される。

また、措置が講じられない場合は、3月1日以降に詳細な理由が苦情申立人に返信されるという。

政府の最優先課題
汚職防止委員会の最近の声明によると、昨年11月30日に事務所が開設されて以来、4,516件の苦情がミャンマー全土から手紙などで寄せられており、その内容は、部門活動、管理・管理ミス、土地管理、司法事件、土地買収、虐待、贈収賄、故意の不正行為などだという。

ミャンマー政府は、汚職防止委員会が2018年の戦略的作業計画を策定したことを受け、汚職撲滅を最優先課題として提示。

また、1月22日から23日には、ヤンゴンで「汚職撲滅措置の推進」をテーマにシンポジウムを開催するなど、同問題に対して積極的に取り組んでいる。

なお、ミャンマーの汚職防止法は2013年9月に施行され、2017年11月に改正。汚職防止委員会は2014年に結成された。

(画像はGLOBAL NEW LIGHT OF MYANMARより)


外部リンク

Complaints to Anti-Corruption Commission given high priority
http://www.globalnewlightofmyanmar.com/

Myanmar receives over 1,700 complaints on corruption charges in 3 months
http://www.xinhuanet.com/

MYANMAR RECEIVES OVER 1,700 COMPLAINTS ON CORRUPTION CHARGES IN THREE MONTHS
http://www.namnewsnetwork.org/

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