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2018-03-23 02:30

経済

ミン・スエ副大統領、アフリカと南南協力に関するフォーラムで演説

アフリカ
世界との協力で平和、安全、繁栄を守る
ミン・スエ副大統領は、3月17日に、アフリカと南南協力に関するクラン=モンタナフォーラムの開会式に出席し、演説を行った。

その中で、国家、地域、世界レベルでの集団的努力による地球規模の問題への解決策を求める緊急の必要性を強調し、次のように述べた。
「我々は、すべての人々の平和、安全、繁栄を守るより良い世界で生活するという、共通の目標を持っています。しかし、世界は、武力紛争、貧困、飢餓、移住、気候変動、失業、テロや暴力的過激主義、サイバーセキュリティ、核戦争の脅威など、人類が引き起こす多くの課題に直面しています。」(プレスリリースより引用)

続いて、フォーラムの共同議長であるJean-Paul Carteron氏は、20年以上にわたる「アフリカ開発のための新パートナーシップ」の導入を通して、課題に対応する集団的努力と、貧困をなくし、地球を守り、すべての人々の繁栄を確保することも目的とした、「Africa 2063 Agenda」の実践に関して、アフリカの国々に祝辞を述べた。

発展するアフリカ地域と貿易・経済的な協力
今年、ミャンマーとモロッコ王国との国交樹立40周年を迎える。

ミン・スエ副大統領は、モロッコや他のアフリカ諸国との友好と協力の関係を強化するという強い希望により、このフォーラムに参加したとし、「発展途上国が直面している様々な開発の問題や課題について意見交換を行い、発展するアジア地域とともに、アフリカと世界の国々との貿易や経済関係を強化することに向けた方法や手段を検討する機会を、このフォーラムにより提供されることを期待する。」と述べた。

21世紀において、アジアとアフリカは、貿易と投資の機会が増加している地域である。こうした中で、副大統領は、南南協力と新しいアジア・アフリカ戦略的パートナーシップを通じた相互利益のために、多くの地域において協力を行うことの大きな可能性を強調した。

ミャンマーは、バンドン会議として知られる歴史的なアジア・アフリカ会議の主催国として、60年以上前から、アジアとアフリカの国々の中で友好と連帯を構築することにおいてリーダーシップを発揮する国の1つであった。

さらに、友好と連帯を復活させ、アフリカの国々と貿易や経済的な関係を強化するための方法を模索する努力をしていく。

南南協力の重要性を協調
政府は、平和と国家の和解を最優先課題とし、すべての人々の平和と安全、繁栄を守る、民主的連邦国を確立することを目指して、70年にわたる国内の武力紛争を終わらせようとしてきており、重要な経済改革を行い、外国投資にも大きく門戸を開いた。

最後に、副大統領は、アジアとアフリカの国々は、公平な繁栄、調和、平和をもたらすために、ビジネスと学問において接点やネットワークを強化し、パートナーシップの鍵となる、人と人との結び付きを強めるために協働することを提言した。

グローバル化から後退する傾向や、従来の開発パートナーの一部が不確実である風潮が高まる中で、南南協力の役割は、これまで以上に重要になっている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/18/03/2018/id-12997

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