2018-03-14 20:15
社会
ミャンマー全国大学入試、5万人以上が欠席

ヤンゴン、最も高い欠席率 「昨年とほぼ変わらないデータ」
3月7日、ミャンマーで全国大学入学試験がスタートした。入学試験には全国からおよそ84万4000人が受験登録を済ませていた。試験は16日まで、各地で開催される。しかし、ファーストセクションとなるミャンマー語、英語、数学の3教科では、およそ5万5000人が試験を欠席した。
中でもヤンゴン地方での欠席者が最も多かったという。ヤンゴン地方では12万1358人が入学試験に登録、9835人が欠席した。欠席率が低かったのはチン州とラカイン州だった。
ミャンマー試験局のU Myo Nyunt局長は、
欠席者数は昨年とほとんど変わらず、データを比較すると欠席率は減少している。(ミャンマータイムスより)
と述べている。
経済的問題が主な原因 情勢不安定なラカイン州では低い欠席率
試験会場はラカイン州の122か所、外国の221か所を含め、合計1742か所設けられてた。暴動が続くラカイン州では特に厳重なセキュリティ対策がとられ、4万人以上の受験者の保護に備えた。試験開始3日間の欠席者は5000人近くあったが、不安定な状況にも関わらず、試験登録者数は昨年より6000人多かった。
欠席率の高さは入学試験に限ったことではない。大学入学後も、経済的な問題から試験を欠席する学生が多いという。
ダゴン大学のU Min Zin助教授は、
ミャンマーの教育は何年も壊されている状態だ。経済的な問題に直面する場合、教育は受けられない。挑戦しても保証はされていない。欠席率の高さがそれを説明している。(ミャンマータイムスより)
と述べている。
(画像はミャンマータイムスより)
外部リンク
ミャンマータイムス
https://www.mmtimes.com/
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