2018-02-27 20:00
社会
ミャンマー、HIV/AIDSフラッグシップがスタート

USAIDが資金援助 5つの地域、2年計画で対策強化
2月25日、ミャンマーの5つの州と地域で、HIV/AIDSフラッグシップ(UHF)プロジェクトがスタートした。プロジェクトはUSAID(アメリカ合衆国国際開発庁)から資金の支援を受けて実行する。2018年から19年にかけて行われ、2年間のプロジェクト費用として1000万ドルが投じられる。
プロジェクトの対象となる地域はHIV感染率が高いとされている、カチン州、シャン州、サガイン地域、ヤンゴン地域、マンダレー地域の5つ。NGO組織や民間組織の医療活動を活用しながら、HIVの予防や検査、治療サービスを行っていく。
世界ランキング25位 推定22万4000人以上の感染者
ミャンマーのHIV感染者は、推定22万4000人以上とみられている。これは世界で25番目に多い数字だが、感染者は2010年から16年にかけて26%減少し、AIDS関連の死者数は52%減少している。プロジェクトは、2016年から20年にかけて実施中の、ミャンマーのHIVおよびAIDSの国家戦略計画(HIV NSP III)の一環として実施される。
今後、対象地域の感染者やドラッグ中毒患者、性産業従事者、トランスジェンダーの人々などを中心に対策を強化するとともに、メンタルヘルス・カウンセリングやさまざまな研究を通して戦略を開発していく意向だ。
(画像はmitvのウェブサイトより)
外部リンク
mitv
http://www.myanmarinternationaltv.com/
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