2018-02-27 23:15
社会
セーブ・ザ・チルドレンが他の国際NGOと協力、難民への聞き取り調査を実施

200人のロヒンギャ族難民に聞き取り調査 報告書を発表
国連に承認された子どものための国際援助団体(NGO)であるセーブ・ザ・チルドレンが、他の国際NGOと協力し、ミャンマーから逃れてきたロヒンギャ族難民に聞き取り調査を実施、報告書も発表したと、26日のプレスリリースで発表した。セーブ・ザ・チルドレンは、プラン・インターナショナルやワールド・ビジョンと協力し、2017年12月2日から5日にかけて、ロヒンギャの子ども140人と、避難先コミュニティ(ホスト・コミュニティ)の子ども60人、そして母親40人の合計200人への聞き取り調査を行い、報告書「Childhood Interrupted(失われた子ども時代)」を発表したとしている。
恐怖や課題が明らかに 聞き取り調査の結果から今後の活動へ
報告書「Childhood Interrupted(失われた子ども時代)」では、避難してもなお、子どもが恐怖と隣あわせの生活を強いられているとされた。また、最大の懸念事項として「森の中での薪集め」や「キャンプ内の劣悪な環境」、「教育機会の欠如」の3点が挙げられた。国際NGOの3団体は聞き取り調査の結果から、「難民キャンプ内で実施している安全パトロールの実施」や「人身売買の発生を予防するための人身売買の危険性に関する啓発活動」、「10代の女の子たちの活動への参加促進、女の子のための安全対策の実施」など、課題に取り組むための活動の提案をするとしている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
セーブ・ザ・チルドレン プレスリリース
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/press.php?d=2664
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