2018-02-22 20:00
文化
植民地時代を映し出す写真展「ビルマの写真家」、ヤンゴンで開催

現代の才能を引き出すことが目的
ミャンマー情報省によると、英国植民地時代初期のイメージを特徴とする写真展「ビルマの写真家(Burmese Photographers)」が2月17日、植民地時代にビルマ総督府として建設されたヤンゴンのSecretariat Officeで公開されたという。この写真展はドイツ政府が設立した公的な国際文化交流機関であるゲーテ・インスティトゥート(Goethe-Institut)が企画したもので、オーストリア人の写真家でありコンサバターでもあるルーカス・バーク(Lukas Birk)氏により収集されたものが公開されている。
ゲーテ・インスティトゥートによると、この展覧会はかつての写真家に注目を当てることで、現代の才能を引き出すことが目的だという。
なお、コンサバターとは、収蔵品の保存や修復の管理者のことである。
植民地時代を映し出す歴史的な写真展
バーク氏は、スタジオ写真、アマチュア写真、プライベート写真、広告資料などを混在させた1万枚以上の写真を収集しており、そのうちの400枚程度を展示しているという。写真展開催について聞かれたバーク氏は、
「名前を知られていないビルマの写真家を知ってもらいたかった」(プレスリリースより)
と語っている。展示された写真の中にはミャンマー人の写真家により撮影された重要な写真も含まれ、アウンサンスーチー氏の父であり、「ビルマ建国の父」としても知られるアウンサン氏の写真もあるという。
また、ミャンマーに初めて到着したインド人写真家による歴史的な写真も展示されている。
写真展は、3月11日から一般公開される予定だ。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
ゲーテ・インスティトゥート
https://www.goethe.de/
ルーカス・バーク
http://www.lukasbirk.com/
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