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2018-02-15 10:00

政治

ミャンマーの2つの民族武装集団、全国停戦協定に合意

全国停戦協定
日本政府代表も証人として署名
ミャンマーの民族武装集団である新モン州党(New Mon State Party :NMSP)とラフ民主連盟とラフ族民主同盟(Lahu Democratic Union:LDU)は2月13日、数十年の紛争を終結させるための全国停戦協定に合意した。

首都ネピドーで開催された署名式典は、NMSPとLDUの指導者をはじめ、ミャンマーの事実上のリーダーであるアウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)国家特別顧問、ミン・アウン・フライン(Min Aung Hlaing)国軍最高司令官、ミンスエ(Myint Swe)第1副大統領、ヘンリーバンティオ(Henry Van Thio)、第2副大統領などが参加。

また、ミャンマーを拠点とする外交団も参加した。

日本国外務省によると、笹川陽平ミャンマー国民和解担当日本政府代表も証人として同協定に署名したという。

約10の民族武装集団が未署名
約2年前にスーチー国家特別顧問が率いる国民民主連盟(National League for Democracy:NLD)が政権を握って以来、NMSPとLDUの全国停戦協定参加はミャンマーの和平プロセスにおける最大の突破口の1つだといわれている。

一方、ミャンマー最大の民族を含む約10の民族武装集団は、まだ全国停戦協定に合意しておらず、それらの未署名武装集団と国軍の戦闘は継続しているという。

スーチー国家特別顧問は署名式典で、
「国民は団結する必要がある。まず、団結のために信頼と理解を築かなければならない。だからこそ、残りの未署名集団に和平交渉への参加を呼びかけ、交渉している」(DVBより)
と語っている。

さらに、ミャンマーが国際社会から多くの圧力や批判に直面していることに言及し、全土に平和が及んでいないことを認めた。

(画像はDAILY NEWSより)


外部リンク

Myanmar signs ceasefire with two rebel groups amid decades of conflict
https://ca.reuters.com/

Two steps closer to peace? Mon, Lahu ethnic armed groups sign NCA
http://www.dvb.no/news/

Two Myanmar groups sign cease-fire deal
http://www.hurriyetdailynews.com/

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