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2018-02-06 13:00

学術

カチン州で古代鳥の化石を発見

古代鳥
完全な形で琥珀に保存 ハチドリと同サイズ 
ミャンマー・カチン州の渓谷で、完全な形で保存された古代鳥の化石が見つかった。2月2日、発見に関わった中国、カナダ、アメリカの科学者たちが、北京で発表した。

発見された化石は古代恐竜の姿のまま、薄く曇った板状の琥珀に保存されていた。中国の学術刊行誌に掲載されたレポートによると、古代鳥は体長5センチ。世界最小の鳥であるハチドリと同じくらいの大きさだ。

化石は、9900万年から1億年前の白亜紀のものとみられる。過去数年間にも、ミャンマーで古代鳥の化石が発見された記録はある。しかし、今回の発見は、先史時代の鳥としては今までにないほど完全な形だった。専門家は今後、体の内部を調査していくという。

ミャンマーでの発見が古代鳥研究の突破口に
レポートによれば、化石は頭蓋骨、背骨、左前足、骨盤、大腿骨からなっているという。これらを調査することで、今後多くの解剖学的情報を得ることが期待できる。

ナショナル・ジオグラフィックの取材に対し、テキサス大学の鳥類進化研究の専門家は、
ミャンマーに眠っている化石が、鳥類の進化を知るための突破口になることは間違いない。(ナショナル・ジオグラフィックより)

と述べている。

(画像はナショナル・ジオグラフィックより)


外部リンク

ナショナル・ジオグラフィック
https://news.nationalgeographic.com/

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