2018-02-05 23:45
社会
モンスーンの季節が迫る ミャンマーからの難民に大きな影響も

UNHCRが懸念を示す 緊急準備グループの立ち上げも
国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)は2月2日、バングラデシュにモンスーンの季節が迫っており、ミャンマーからの難民の保護に大きな影響を及ぼす可能性があるとの懸念を表明した。UNHCRは多くの難民キャンプが過密状態にあるなかで、悪天候によるサイクロンの発生などがあれば、深刻な危機に陥ると指摘。これらを受けバングラデシュ政府も緊急準備グループを立ち上げ、被害を想定した対策を急いでいる。
がけ崩れや洪水の発生で危険が 大規模な機械工事を予定
モンスーンによる悪天候によって洪水が発生し、85,000人の難民キャンプが流されるほか、23,000人が生活する傾斜につくられた難民キャンプが、がけ崩れで消失する可能性が高いと、UNHCRやIOM、REACH、ADPCが被害を想定している。既にいくつかの対策は講じており、数週間以内にはがけ崩れのリスクを減らすため、丘を削りより平面に近づける大規模な機械工事を予定。また、より災害発生のリスクが少ないエリアへ、難民を移動させることも計画されている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNHCR/Caroline Gluck
外部リンク
UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/
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