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2018-02-10 20:30

経済

ミン・スエ副大統領、グリーンエコノミーのためのASEAN研究所設立会議に出席

ASEAN
持続可能でクリーンな経済発展へ
ミン・スエ副大統領は、ネピドーのミャンマー・インターナショナル・コンベンションセンターで開催されたグリーンエコノミーのためのASEAN研究所(AIGE)の設立会議に出席し、「経済発展に向けて環境に配慮した政策が策定されるべきである。」と述べた。

ミン・スエ副大統領は、演説の中で、人口が630万人を超えるASEAN地域は、世界最大の市場であり、世界貿易において重要な柱である、そして、世界貿易の主要地域となることが期待されており、その結果、天然資源に対する重要が増加するという見解を示した。

そして、副大統領は次のように説明した。
「ASEAN地域の人々の生活は依然として天然資源に依存しており、持続可能な方法で天然資源を管理し、使用することは非常に重要です。ASEAN諸国の大部分は、人口、貧困、気候変動の増加の影響を受け、歴史的文化的遺産の被害、天然資源の枯渇、生物多様性の損失、干ばつおよび自然災害の発生の増加に直面している。これらの課題を克服するためには、持続可能でクリーンな地域で共存する必要があります。ミャンマーは、ASEAN諸国や国際機関と協力して、環境問題を克服することが最善であると考えています。」(プレスリリースより引用)


ASEAN加盟国の協力関係を強化
持続的な経済発展は自然環境を保護し、維持することによってのみ達成することができ、ASEAN諸国はまた、自然環境の維持と保護を高めることに同意している。

そして、ASEAN地域の緑豊かな自然環境の目標に到達するために、AIGEは、ASEAN加盟国と開発パートナー組織の間で情報や経験を交換し、協力関係を強化する基本的な基盤となり、グリーンエコノミーを強化する政策や経験を実行することが期待されている。

現在のミャンマーの経済状況から得られる社会経済の開発や長寿命、財産、豊かさは、十分に機能するエコシステムに頼っている。良好なエコシステムが存在する場合にのみ、豊富な食料、生活な水、自然災害からの保護、十分なエネルギーが得られることから、自然環境と良好なエコシステムによる良い結果に価値を見いだす必要がある。

グリーンエコノミー政策への投資を優先
国家は、雇用や財産を創成し、豊かな自然環境を維持し、素晴らしい未来を生み出す新しい政策と戦略を作る経済に向かって努力をしている。

国家レベルの自然環境政策、主要なプロセスに関する戦略、気候変動に関する政策、戦略と作業プロセス、廃棄物管理戦略、グリーンエコノミーの枠組みが、新たな政策と戦略として策定されている。

そして、グリーンエコノミー政策の枠組みでは、自然環境の保護や人々へ利益をもたらす投資など、グリーンエコノミーへの投資を行うセクターが優先されるように設定される。

ミャンマーは、国家と地域レベルの開発プロセスにおける気候変動問題と持続可能な開発を含むパリ協定に参加し、2030年の持続可能な開発目標のための協議事項を実践することを約束している。

会議では、ASEAN地域の炭素排出量を削減するグリーン技術に基づく投資と事業の設立について議論する機会が提供された。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/7/02/2018/id-12682

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