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2018-01-21 00:00

社会

日本の先進医療でミャンマーの幼い命を救う挑戦がスタート

ジャパンハート
治療から移植へ
ミャンマー国内で医療支援を続ける日本発祥の国際医療NGOジャパンハートは1月19日、九州大学病院と協力し、「日本の先進医療でミャンマーの子どもたちを救う!」プロジェクトが本格的に始動したことを発表。

これまで不可能だった現地人医師による小児生体肝移植の成功をミャンマー国内で目指すという。

このプロジェクトはミャンマー政府の依頼によるもので、ジャパンハートが生体肝移植に関する技術移転の国家プロジェクトへ協力。日本でトップクラスの小児生体肝移植の症例数を誇る九州大学病院とともに取り組んでいる。

プロジェクトは2016年に始まり、これまでにミャンマー・ヤンゴン病院で肝臓病専門手術ミッションを2回実施。小児肝臓病の治療と医師への技術指導を無償で行っている。

今年は専門手術ミッションの他に、患者とそのドナーとなる家族やミャンマーの医療関係者を日本に招き、小児生体肝移植を実施する予定で、医師への技術移転も実施されるという。

さらに、ヤンゴン小児病院でミャンマー国内初となる小児生体肝移植を実現する予定である。

幼い命を救うプロジェクトとは
ミャンマーではこれまで子どもの肝移植手術は実施されていないため、移植を必要とする幼い命は悲しい最期を迎えるしかなかった。このような子どもたちは、推定で年250人もいるという。

そこで始動したのが「日本の先進医療でミャンマーの子どもたちを救う!」プロジェクト。

日本の先進技術を活かし、生体肝移植手術、小児肝臓・胆道系手術を無償で実施するだけでなく、ミャンマー人医師へ技術を移転してミャンマー国内での生体肝移植の実現に挑戦している。

なお、ジャパンハートは2004年より「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動を続ける国際医療ボランティア団体で、ミャンマーの他にカンボジア・ラオス・インドネシアでも活動をしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

国際医療NGOジャパンハート
http://www.japanheart.org/

国際医療NGOジャパンハートのプレスリリース
https://prtimes.jp/

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