2019-01-10 20:00
経済
ベトナムの配車サービス「FastGo」がミャンマー市場へ参入
国内輸送需要上昇を予想
ベトナム初の配車サービスを提供する「FastGo」が、ミャンマーの大企業であるアジア・サン・グループ(Asia Sun Group)との合弁で、2018年12月28日よりミャンマーで配車サービスを開始した。FastGoは主要都市でサービスを提供する計画で、最初の1年間で200万人のユーザーと10万人のドライバーをターゲットにしているという。
FastGoのCEOであるNguyen Huu Tuat氏は、
「ミャンマーは電子商取引、旅行、小売の分野すべてで急成長している有望な市場だ」(Retail News Asiaより)
と述べた上で、「人口5,000万人を有する国の輸送需要は高まることが予想される」(Retail News Asiaより)
とつけ加え、ミャンマー市場への参入理由を明らかにした。激化するミャンマー市場
米国を拠点とする配車サービス「Uber」が昨年、東南アジアから撤退したこともあり、東南アジア諸国で配車サービスを展開する「Grab」がミャンマーで唯一の外資系企業である。一方、Oway Ride、OK Taxi、GetRideなど、ミャンマーの地元配車サービス企業もいくつか存在するという。
FastGoの参入によりミャンマー市場の激化が予想されるが、同社はミャンマー国内でもラッシュアワーや悪天候時の料金引き上げを適用せずに固定額を徴収するなど、ベトナム国内と同様のサービスを提供する予定だ。
なお、FastGoは2018年6月にベトナムで配車サービスを開始したばかりだが、すでに10の省や市でサービスを展開し、4万人以上のパートナードライバーを擁している。
(画像はMYANMAR TIMESより)
外部リンク
FastGo
https://fastgo.mobi/
Vietnamese firm launches ride-hailing app in Myanmar
https://www.mmtimes.com/
Vietnamese platform FastGo expands to Myanmar
https://www.retailnews.asia/
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