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2018-12-31 08:00

社会

2018年を象徴する患者たち ロヒンギャ難民キャンプの過酷な現状を写す

ロヒンギャ
世界最大の難民キャンプに ミャンマーから逃れる多くの難民
医療・人道援助を行う国際NGOの国境なき医師団(以下、MSF)が、MSFは報道写真家とともに、2018年を象徴する患者たちを写真に収め、それぞれの過酷な物語を12月29日に紹介した。

2017年8月にミャンマー西部で起きた殺りくから、多くの人がバングラデシュに逃れ、現在ではコックスバザールが世界最大の難民キャンプとなっている。MSFは、ロヒンギャの少女が雨の中、配給のために列に並ぶ姿など、苦しい状況に置かれた患者、2018年を必死に生きた人を写真に収めている。

不衛生な難民キャンプ 生後1か月の赤ちゃんが死に至る
生後1か月の赤ちゃん・アムロちゃんも撮影。撮影されたときから、12時間前に亡くなっており、葬儀の準備が進んでいる様子が収められた。現地では、住居や水が不足、多くの子どもが感染症にかかっており、アムロちゃんも嘔吐と下痢をしていたが、両親にも死の原因は分かっていない。

ロヒンギャ
MSFは今年、世界70か国以上の国・地域において、1人でも多くの「生」を支えるため活動をしてきた。今後も様々な場所に向かい、誰かが手を差し伸べなければ失われてしまう命を救っていく。

(画像はプレスリリースより)
(C)Pablo Tosco/Angular
(C) Robin Hammond/NOOR


外部リンク

MSF 活動ニュース
https://www.msf.or.jp/

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