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2019-01-05 09:00

経済

ミャンマー、外資保険の参入を承認

保険
生命保険は最大3社全額出資による市場参入を承認
ミャンマー計画・財務省(Ministry of Planning and Finance:MOPF)は1月2日、同国で生命保険および損害保険を提供する事業を望む外資系保険会社を承認する準備が整ったことを発表した。

MOPFが発表した声明によると、承認への動きは“国の経済発展に必要な投資を蓄積し、ノンバンクの金融セクターを発展させる”ことを目的としているという。

MOPFは国内外の保険会社に対し、ミャンマーで保険事業を営むための提案書の提出を要請しており、このプロセスは財務規制部によって促進される。

MOPFは最大3社の外資系生命保険会社の全額出資による市場参入を認める一方、損害保険などのその他の保険は現地の保険会社との提携を奨励。

外資系の損害保険会社にはミャンマーでの事業承認は与えられず、現地営業所で損害保険を提供している会社だけが、現地保険会社と提携できるという。

ミャンマー保険市場の現状
2013年以来、11の現地保険会社が営業許可を与えられている一方、日本を含む14の外資系保険会社がミャンマー国内に30の営業所を設立している。

しかし、ミャンマーでは保険加入が普及しておらず、新興市場で比較的早く普及するとされる自動車保険の普及率もわずか10%だという。

国営のミャンマー保険のDaw Sandar Oo氏は、
「ミャンマーでは保険の普及率は依然としてGDPの0.1%弱、この地域で最も低い」(MYANMAR TIMESより)
と現状を明らかにしている。

2011年の民政移管後、政府は保険分野への外資参入を計画。しかし、現地保険会社が反発し、プロセスが大幅に遅れていた。

(画像はThe Irrawaddyより)


外部リンク

Foreign insurance providers cleared to open for business in Myanmar
https://www.mmtimes.com/

Myanmar Opens Up to Foreign Insurance Companies
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar ready to open door to foreign insurers
https://asia.nikkei.com/

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