2018-12-28 22:00
社会
ミャンマー国軍、停戦宣言後の交戦を主張するTNFAの声明を否定

報道の誤りも指摘
ミャンマー国軍最高司令官事務所のゾー・ミン・トゥン(Zaw Min Tun)広報副部長は、同国シャン州クッカイ郡区(Kutkai Township)のShwemaw村の近くで12月24日、国軍と戦ったというタアン民族解放軍(Ta’ang National Liberation Army:TNLA)の声明を否定した。広報副部長はまた、TNLAの声明だけでなく、「The Irrawaddy」と「RFA」の2つのメディアの報道にも誤りがあることを指摘。
TNLAは国軍が攻撃を開始したと主張する一方、両メディアは地元住民へのインタビューから国軍がTNLA軍を待ち伏せしたと報じている。
停戦宣言後に戦闘は行われていないと主張
国軍最高司令官事務所は12月21日、民族武装組織との和平協議を促進するために、同日から2019年4月30日まで5つの地域指揮区域における一方的な停戦を宣言している。国家和解和平センター(National Reconciliation and Peace Centre:NRPC)と全国停戦協定に署名していない民族武装組織は、国軍による停戦宣言を歓迎。
広報副部長によると、停戦を宣言した直後、5つの地域コマンドすべてに停戦を監視するための具体的な指示を与え、それ以来、戦闘は行われていないという。
なお、国軍は北部の3つの民族武装組織が政治的対話を通じて解決策を模索することを約束した後、停戦を宣言している。
(画像はミャンマー国防省より)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/
ミャンマー国防省
http://www.mod.gov.mm/
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