2018-12-26 19:00
社会
行方不明のミャンマー警察官、国境付近で遺体発見

待ち伏せ攻撃
ミャンマーで12月17日より行方不明になっていた同国警察官が、ロヒンギャ危機で問題を抱えるバングラデシュとの国境付近で、遺体となって発見された。国営メディアであるグローバル・ニュー・ライツ・オブ・ミャンマー(Global New Light of Myanmar)によると、ラカイン州マウンドー郡区の国境警備警察が国境付近を巡回していた17日午後3時15分頃、正体不明の武装集団に待ち伏せ攻撃を受けたという。
警察官は反撃したものの、1人が銃弾を受け負傷し、もう1人は行方不明になっていた。
ミャンマーとバングラデシュは21日、共同で攻撃を受けた周辺を捜索したところ、行方不明の警察官の遺体を発見したという。
数カ所に銃弾の跡
グローバル・ニュー・ライツ・オブ・ミャンマーによると、遺体で発見された警察官は、顔、腕、足に銃弾を受けていたという。また、遺体の下から現地で作られた起爆装置を発見。さらに、他国製のビスケットの空パッケージや使用済みの弾丸ケースなども見つかっている。
待ち伏せ攻撃があった日には、ラカイン州の仏教徒の男2人が同じ町で釣りをしている間に姿を消し、喉元を切り裂かれた状態で発見されたという。
国軍は同地域での「掃討作戦」の開始を促しており、大規模な暴動に発展する可能性もある。
マウンドー郡区の国境警備隊警察のTin Han Linn中佐は、
「攻撃者の身元は不明であり、警察はまだ調査中である」(Bangkok Postより)
と述べている。(画像はBangkok Postより)
外部リンク
Myanmar says policeman found dead near border with Bangladesh
https://www.bangkokpost.com/
Myanmar policeman found killed in northern Rakhine state
https://www.aljazeera.com/
Missing police from 17 Dec. Maungtaw border action found killed
http://www.globalnewlightofmyanmar.com/
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