2018-11-19 00:30
社会
106人のロヒンギャが乗った木造ボートをヤンゴン沖で発見

燃料がなくなり漂流
ミャンマー最大の都市ヤンゴンから約30キロ南の沖合で、106人のロヒンギャが乗った木造ボートが発見された。発見当初、警察当局は2015年に起きた人身売買業者の摘発を念頭に捜査を進めていたが、106人すべてが同国ラカイン州の州都シットウェ(Sittwe)近くの難民キャンプから来たイスラム系少数民族ロヒンギャだと判明したという。
警察当局は、
「彼らは違法移民ではなかった。彼らの目的地はマレーシアだったが、燃料がなくなったため船はこの地域に漂流した」(Radio Free Asiaより)
と状況を明らかにしている。木造船に乗っていたロヒンギャによると、彼らはマレーシアに行くために約15日前にラカイン州を出発したという。
食糧不足でキャンプから脱出
木造船に乗っていた106人の内訳は、23人の子どもを含む男性64人、女性42人であった。ロヒンギャ女性によると、代理人がキャンプに来て
「支払いができればマレーシアに連れて行ける」(Radio Free Asiaより)
と告げたが、金額は告げなかったという。また、代理人が
「マレーシアで仕事を見つけることができる」(Radio Free Asiaより)
と告げたため、キャンプを離れることにしたという。彼らの中には、食糧不足のためにキャンプを離れたと語る者もいた。
なお、1人の少女が約9日前に船上で死亡している。
(画像はALJAZEERAより)
外部リンク
Over 100 suspected Rohingya arrested in Myanmar
https://www.aljazeera.com/
Myanmar Authorities Detain Rohingya Rescued From Boat Headed to Malaysia
https://www.rfa.org/english/
100 ROHINGYA FOUND OFF MYANMAR'S SOUTH COAST EN ROUTE TO MALAYSIA
https://ewn.co.za/
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