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2018-11-04 00:00

政治

寝食をともにした共同生活でロヒンギャ難民支援

難民キャンプ
共同生活をしながらの活動
2018年10月24日、認定特定非営利活動法人AMDAは、ロヒンギャ難民支援の活動を紹介した。

2017年10月から始まったロヒンギャ難民支援は、現地支部であるAMDAバングラデシュが担当している。週6日、AMDAバングラデシュから8名ほどの現地スタッフが、クトゥパロン難民キャンプ(コックスバザール市ウキヤ地区)に通っている。

AMDAバングラデシュの活動拠点はもともと、ガザリア地区だった為、スタッフの多くは、ガザリア地区に住んでいる。ガザリア地区とクトゥパロン難民キャンプは離れている為、スタッフは寝食をともにした、共同生活をしながら、活動を続けている。

難民キャンプで薬剤管理
難民キャンプで薬剤管理をしているのが、ビラルという青年だ。ビラルは12年間の学校教育を受けた後、首都ダッカの薬局で1年間、働きました。

薬局では週6日、朝9時から夜の9時までの勤務だった。薬の受け渡しは1日に30名ほど、担当した。医薬品の説明(内服の回数と量の助言など)については、有資格者で薬剤師である店長から学んだ。

ビラルは後に、AMDAバングラデシュによる、ロヒンギャ難民支援の医療チームに参加することになる。この医療チームのプロジェクトが始まる前、ビラルは日本バングラデシュ友好病院の薬剤を管理するポジションに応募した。

残念ながら不採用となったが、真面目で誠実な人柄と意欲が印象的だったビラルに対して、AMDAバングラデシュ事務局長ラザック氏は医療チームへの参加をお願いした。

2017年10月19日、ビラルは晴れて、日本バングラデシュ友好病院のスタッフとなる。ビラルは薬剤の積み込み作業を行った後、20日にダッカを出発して、コックスバザールへ向かった。

医療チームの拠点であるコックスバザールは、難民キャンプから最も近郊な都市だ。ビラルを含む医療チームは、難民キャンプでの活動を22日より開始した。

(画像はAMDAのホームページより)


外部リンク

認定特定非営利活動法人AMDA
http://amda.or.jp/

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