2018-11-02 20:15
社会
ヤンゴンの縫製工場、ストライキが終了

中国資本の工場、従業員不当解雇を発端に抗議行動が拡大
ヤンゴンの縫製工場で従業員がストライキを起こしていたが、10月31日、労働者と雇用主双方の合意が取れ、抗議行動は終息した。ストライキがあったのは、中国資本のFu Yuen縫製工場。30人の従業員が不当解雇された件で、300人の同僚などが抗議行動を起こした。
解雇された30人は、労働条件や労働環境の改善を求めていたが、8月に解雇された。翌日には工場前にキャンプを設置し、抗議の意思を示していた。
先月15日、従業員が工場を攻撃し、複数の負傷者が発生。周辺住民の要請によって警察が出動する事態となり、2人の逮捕者も出た。
地域首相が介入、従業員の再雇用と職場復帰で双方合意
100人以上の従業員がマハバンドーラ公園でデモ行進を行い、地域政府にも事態の改善を求めた。30日にはヤンゴン地域首相が間に入り、話し合いが実現。解雇された従業員の再雇用が決定した。従業員は11月6日から仕事に復帰する条件で、双方の合意署名が得られた。
Fu Yuen縫製工場は2014年に開設。1400人以上の従業員が働いている。従業員親族や周辺住民は、従業員側を支持している。
住民は、
近所に住んでいるのでこのストライキのことは全て知っている。私たちは正義を求めているので、他の住民も従業員を支援している。(ラジオ・フリー・アジアより)
と語っている。
(画像はラジオ・フリー・アジアより)
外部リンク
ラジオ・フリー・アジア
https://www.rfa.org/
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