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2018-10-18 19:00

社会

ヤンゴンの縫製工場で暴動発生

縫製工場
中国資本の工場 劣悪な労働条件に抗議
10月15日、ヤンゴンの縫製工場で、労働者による暴動が起こった。

工場は中国資本のFu Yuen縫製工場。低価格の服を製造する工場で、主に女性が働いている。劣悪な労働条件を理由に、2ヶ月前から抗議行動が発生していた。

その後、苦情の多くは解消されていた。しかし、工場長が、はじめにストライキを起こした30人の再雇用を拒否したため、労働者の怒りが増長した。再雇用されなかった労働者は工場の外にキャンプを張り、抗議を続けていたという。

ドイツ格安チェーン・リドルで販売する製品「必要な行動を起こす」
Fu Yuen縫製工場では、ドイツの格安スーパーチェーン、リドルで扱う製品をつくっている。2年前、劣悪な労働環境と戦うため、労働組合が設立された。

ロイター通信の取材に対しリドルは、
事実関係を全て把握した後、内部調査を行う。状況によっては必要な行動を起こす。(ロイター通信より)

と返答した。Fu Yuenからのコメントは発表されていない。

15日には、40人以上が朝早く集結し、石や金属棒などで工場を襲撃した。暴力は地元の住民も巻き込み、拡大していった。

ダゴン・セイカンタウンシップから警官が出動し住民の安全を保ったが、複数の負傷者が発生した。

(画像はフロンティア・ミャンマーより)


外部リンク

フロンティア・ミャンマー
https://frontiermyanmar.net/

ロイター通信
https://www.reuters.com/


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