2018-10-18 20:00
社会
Facebook、ミャンマー国軍関連の偽アカウントを削除

偽アカウントでプロパガンダを拡散
米国カリフォルニア州に本拠を置く世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)であるFacebookは10月15日、ミャンマー国軍に関連する10の偽アカウントと13ページを削除したことを発表した。これらのアカウントやページの削除は、ミャンマーのFacebookの使用に関する調査を米ニューヨーク・タイムズ紙が掲載した数時間後に行われている。
同紙は、ミャンマー国軍の関係者が有名人からエンターテイメントまで様々な話題に焦点を当てたアカウントを作成してプロパガンダを広めていたと報じた。
この調査では、ミャンマー国軍の数百人の軍人がこれらのページを使用して、イスラム系少数民族ロヒンギャに対するキャンペーンに参加していたことが明らかにされている。
また、削除されたアカウントやページは、首都ネピドーの高度な安全対策が施された施設で作られたものだという。
ロヒンギャ迫害のツールとしてFacebookを使用か
Facebookは8月、ミン・アウン・フライン(Min Aung Hlaing)ミャンマー国軍最高司令官を含む18のアカウントと関連する52ページを削除している。これは国連がロヒンギャ迫害に関して、ミャンマー国軍に「殺戮の意図」があったと報告した日に行われた。この報告により、ミャンマー国軍幹部は訴追に直面している。
ミャンマーではかねてより、Facebookがロヒンギャ迫害のツールとして使用されているとの報告があり、差別的な発言や暴力を誘発する僧侶のアカウントも削除されている。
なお、Facebookはプラットフォーム上で差別的な発言やその他の虐待を効果的に管理できなかったことに対する批判を受けていた。
(画像はFrontier MYANMARより)
外部リンク
Facebook removes more pages, accounts linked to Tatmadaw
https://frontiermyanmar.net/
Facebook Bans More Myanmar Military-Linked Accounts for Spreading Propaganda
http://time.com/
Facebook removes more accounts linked to military propaganda in Myanmar
https://globalnews.ca/
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