ミャンマーニュース

ミャンマー当局は10月4日、野生動物違法取引の取り締まり強化の一環として、首都ネピドーで1.5億円相当の密猟品を焼却処分した。

焼却処分された密猟品は、象牙、カモシカの角、トラの骨、センザンコウの鱗、野生動物の皮など、計1.4トン以上に上る。

森林局のNyi Nyi Kyaw事務局長は、と声明で述べた上で、ミャンマー南部からラカイン北部と西部の地域に移動したギャングたちが、象の密猟を驚異的に増加させたことに言及。

さらに、とつけ加え、法医学的な指紋特定が密猟弾圧に役立つとの考えを示した。

ケニアを拠点とするセーブ・ザ・エレファンツ（Save the Elephants）は、世界最大の消費国である中国へ渡る象牙がミャンマーで密猟され、その量が増えていることを発表したばかりだ。

また、他の自然保護団体も象の革製品に対する中国の需要が高まり、ミャンマー国内で密猟が行われていると報告。

さらに、英国に拠点を置くエレファント・ファミリー（Elephant Family）の研究では、象の皮は粉状にして胃の治療薬として中国国内で販売され、ネックレス、ブレスレット、ペンダント用のビーズも製造されていると指摘している。

ミャンマー当局によると、近年、国内の象密猟が増加しており、2010年から現在までに108頭が死亡しているという。

（画像はFrontier MYANMARより）

外部リンク

Myanmar torches $1.3 million of illegal wildlife parts
https://frontiermyanmar.net/

Myanmar burns ivory, skins to fight illegal wildlife trade
https://abcnews.go.com/

Myanmar Destroys Elephant Tusks, Pangolin Scales Worth $1.3 million
https://www.ndtv.com/