2018-10-06 20:00
政治
インド政府、7人のロヒンギャ難民を強制送還

およそ4万人の違法移民 ミャンマーへの強制送還は今回がはじめて
10日3日、インド当局は7人のロヒンギャ難民をミャンマーに強制送還した。強制送還されたのは7人のロヒンギャ難民。2012年、インドに不法入国した罪で、アッサム州南部のSilchar刑務所に拘束されていた。
インドにはおよそ4万人のロヒンギャ族が移民として暮らしている。インド政府は、ロヒンギャ難民の存在が国家の安全保障を脅かしているという見解の元、昨年、モディ首相に難民の追放を求めていた。
ロヒンギャ難民がインドからミャンマーへ強制送還されるのは、今回が初めてのことである。
7日、政府当局は20人の警官を同行し、厳重な警備で難民をバスで移送した。移送距離は300キロ以上。国境を接するマニプールのモレで、ミャンマー政府に引き渡すことになっているという。
国連は「国際法に違反する」と指摘
アッサム州警察のディレクターは、今回の送還は「違法移民を移送するのは日常的な手続きだ」としている。しかし、国連の人権オフィスではこの手続きは、国際法に違反するとの見方を示した。国連特別報告官は、
インド政府は国際法のもと、人権を守る義務がある。(ロイター通信より)
と述べている。
(画像はロイター通信より)
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ロイター通信
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