2018-09-25 17:00
政治
ミャンマーの医療の現状

モバイルミッション(出張診療)
2018年9月19日、ミャンマーのワチェ病院で働く、Kyawt Kay Khaing Soe(チョ・ケイ・カイン・ソウ)医師が、ホームページでモバイルミッション(出張診療)について報告した。今回、モバイルミッションが実施されたヤエ・ボーク村はカタ地区にある。カタ地区は、ミャンマーのサガイン地区の北部に位置する。
3日間のモバイルミッションで485人の患者が来た為、診察時間は短くなった。患者の多くは経済的な理由から、これまできちんとした診断を受けていなかった。
不十分な保健教育
ミャンマーの田舎の農村部では、保健教育が不十分で、伝統的な習慣が感染症の原因になっている。飲料水や料理、水浴びに川の水が現在も使われている。非科学的な薬やグアシャーマッサージ(鋭い器具で皮膚を掻く)が病気の治療に使われており、健康知識が不足している。
症状や見た目のみで診察できる患者もいる。しかし、臨床検査や超音波画像など、詳細な検査が必要な場合もある。モバイルミッションでは、そのような詳細な検査が難しい。
また、患者さんの知識と理解のレベルによって、医師とのコミュニケーションが上手くいかない場合もあり、今後の課題だ。
(画像はジャパンハートのホームページより)
外部リンク
ジャパンハート
http://www.japanheart.org/
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