ミャンマーニュース

米国のソーシャルネットメディア大手のFacebook（FB）アカウントを削除されたミャンマー国軍最高司令官ミン・アウン・フライン（Min Aung Hlaing）氏が、ロシアのソーシャルネットメディアVKontakte（VK）でも使用禁止になったことがわかった。

国連調査団がミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害問題でミン・アウン・フライン国軍最高司令官を含む国軍幹部の訴追を要求した8月下旬、FBも後に続くように「憎悪と誤報」の拡散を防ぐためだとして国軍最高司令官を含む20のアカウントを削除した。

同最高司令官はFBのアカウントが削除されてから48時間も経たないうちにロシアのVKに移行。すぐに、約3万7千人のフォロワーを集めたという。

しかし、同最高司令官のアカウントは使用が禁止され、ページには「VK利用規約に違反したためブロックされた」と表示されている。

VKを使用するミャンマー高官はミン・アウン・フライン国軍最高司令官だけではなかった。前大統領顧問であったNay Zin Latt氏は、ミャンマー国民に対してVKへの移行を促し、FBを“独裁者”と呼んでいた。

また、反イスラム運動の精神的指導者であるミャンマーの強硬派ウィラトゥ（Wirathu）僧侶も2月よりVKを使用。しかし、Latt氏とともに8月にアカウントがブロックされている。

VKによると、ミャンマーのコミュニティと投稿を監視するため、ミャンマー語が話せるモデレーターを雇い入れ、違反があればアカウントを削除しているという。

またVKは、と国軍最高司令官のアカウントに対して苦情が寄せられたことを明らかにしている。

（画像はFrontier MYANMERより）

外部リンク

Russian 'Facebook' bans Myanmar army chief, hardline monk
https://frontiermyanmar.net/

After getting kicked off Facebook, Myanmar’s top general is banned from Russia’s biggest social network
https://qz.com/

Military Chief's Russian Social Media Account Removed, Reappears
https://www.irrawaddy.com/