2018-09-14 13:00
政治
ミャンマー政府、国連のラカイン州北部へのアクセスを許可

ロヒンギャ迫害の地域へ 4チームが活動開始
9月12日、国連の調査チームはラカイン州北部へのアクセスを許可され、活動を開始した。ミャンマー政府は国連をはじめ、国際的な救済グループに対し、ロヒンギャ族への暴力行為が問題となっている地域へアクセスすることを制限していた。
対象地域には民族的、宗教的な問題により非常に敏感な地域もあり、国連などはここにアクセスさせないミャンマー政府を強く批難していた。
活動を開始したのは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国連開発計画(UNDP)から4チーム。現地に2週間滞在予定で、23の村と3つの集落についてこれまでの暴力行為を調査する。
ミャンマー軍の行為が明らかになるか
この地域では昨年から軍隊による暴力、破壊が横行し、数千人のロヒンギャ族が殺害されたとみられている。昨年8月以降、70万人のロヒンギャ族がこの地域からバングラデシュとの国境地域に避難した。
国連はミャンマー軍指導者に対し、人道的な戦争犯罪として捜査を求めているが、ミャンマー政府はロヒンギャ族のテロ行為に対する軍事攻撃だったと主張している。
UNHCRのスポークスマンは、
今回のアクセス許可は非常に初歩的で小さなステップだが、調査地域を急速に拡大できると期待している。(The Daily Starより)
と述べている。
(画像はThe Daily Starより)
外部リンク
The Daily Star
https://www.thedailystar.net/
CNN
https://edition.cnn.com/
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