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2018-08-30 14:30

社会

保護者のいない子どもの2人に1人が孤児 セーブ・ザ・チルドレンが調査

ロヒンギャ難民
コックスバザールで最大規模の調査を実施 多くの子どもが孤児に
国連に承認された子どものための国際援助団体(NGO)であるセーブ・ザ・チルドレンが、保護者などがいないロヒンギャ難民の子ども139人と、大人21人を対象に調査を行い、その結果から多くの子どもが孤児であることが分かったと、8月24日に発表した。

昨年8月に起きたミャンマーの危機から、バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民、その子どもの2人に1人が孤児であるとの結果が同調査から得られた。

調査対象となった子ども全体の63%が、ミャンマーで住んでいた村への攻撃によって、9%が家族でバングラデシュへ避難の途中に離ればなれになっている。昨年8月25日以降、この分野としてはコックスバザールで最大規模の調査となった。

必要な支援金の3分の1しか集まらず 国際社会の協力を求める
2018年共同支援計画で表明されている必要な支援金額は、9億5,000万ドルとされているが、現在はその3分の1しか集まらず、セーブ・ザ・チルドレン・バングラデシュ事務所代表マーク・ピアース氏は、国際社会の協力を求めている。

また、安心・安全に質の高い教育の機会を、精神的な苦痛を抱える子どもにはメンタルヘルスに関する支援の提供を確実にする必要があるとも指摘した。

セーブ・ザ・チルドレンは、今までに35万人以上のロヒンギャ難民の子どもに、保護や教育、保健・栄養、水、衛生の分野で支援を届けたとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

セーブ・ザ・チルドレン プレスリリース
http://www.savechildren.or.jp/

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