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2013-05-27 13:00

その他

ミャンマーで初のインターネットフォーラム開催

ネット
まだまだ低いインターネット加入率
ミャンマーICT開発協会は「インターネットの自由に関するフォーラム(インターネットフリーダムフォーラム)」を開催する。ミャンマーでこのようなイベントが開催されるのは初めて。これまで長きにわたってメディアが検閲されてきたという過去を踏まえ、インターネットの自由についての関心を高めることを目的としている。
ミャンマーのインターネットの加入率は極めて低く、ビジネスの機会が近年拡大してきているとはいえ、まだ7%に過ぎない。協会では都市部だけではなく農村部でも、ICTに関するトレーニングを実施してきた。それが人々のエンパワーメントにつながり、最終的には貧困を削減すると考えてのことだ。

ネット時代に必要な知識を提供
フォーラムの主たる目的は、ミャンマーのインターネットにおける自由を提唱し支援すること。また、それだけでなく、政府やジャーナリスト、活動団体、ネチズン、専門家らを巻き込み、すべての意見が「聞こえる」ようにするため、「アクセス権」や「デジタルにかかる権利」に関する理解を促進することだ。フォーラムでは、サイバー法やセキュリティ、教育やネチズンのエンパワーメントなど、多様なテーマでパネルディスカッションなどの話し合いが行われる。

フォーラムは6月1日と2日の2日間。初日は隣国タイとミャンマー国内から団体を招く。主催者は約300人の参加者を見込んでいる。2日目は全国から20名のネチズンを招き、どのように効果的にインターネットにおける自由を確保できるのか議論し、参加者のネットワークを確立することを目指す。このフォーラムはネット時代に必要な知識を市民に提供する重要なイベントとなるだろう。


外部リンク

ミャンマーICT開発協会
http://myanmarido.org
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