2018-08-27 06:00
社会
記録的豪雨が発生 UNHCRがロヒンギャ難民への更なる支援強化を求める

各国政府や個人からの支援に感謝 更なる支援強化を呼びかける
国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)が、ミャンマーから逃れたロヒンギャ難民が多く暮らすコックスバザールにおいて、モンスーンによる記録的豪雨が発生、多方面からの更なる支援を、8月22日に呼びかけている。モンスーンの季節に入り、同地域における例年1か月あたりの平均降水量を大きく上回り、1000ミリ以上にもなった。国連のロヒンギャ難民支援に関する必要資金は、全体の32%しか集まっていない状況で、UNHCRは各国政府や個人からの今までの支援に感謝の意を述べ、更なる支援を求めている。
避難やインフラ整備を行う バングラデシュ政府の協力も
UNHCRはモンスーンの季節に備え、バングラデシュ政府やパートナー団体と連携し、あらかじめロヒンギャ難民を、地すべりや洪水のリスクの高い場所から避難させたほか、難民家族のニーズに迅速に対応できるように、緊急対応チームも結成した。また、クトゥパロン難民キャンプにおいては、32キロの道路や45キロの階段、63キロの防壁、2324メートルの橋を建設、94キロにもわたる排水路も整備するなど、インフラ整備を進めている。
昨年8月末に起きたミャンマー・ラカイン州での危機からおよそ1年がたつが、今後も国際社会などからの支援が必要だとしている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNHCR/David Azia
外部リンク
UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/
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