2018-08-21 19:00
経済
ミャンマー初の「農業化学工場」が稼働

200種類以上の高品質な化学物質を生産する予定
ミャンマー初の農業化学工場(Hmawbi Agricultural Input Complex :HAIC)は、農民の権利・保護と利益促進のための運営委員会の委員長であるヘンリーバンティオ(Henry Van Thio)副大統領の立ち会いのもと、ヤンゴン地方域北部で本格的に稼働した。HAICでは先進技術を使用して、農薬、殺菌剤、除草剤、植物ホルモンなど200種類以上もの高品質の化学物質を生産する予定だという。
総資本3,500万米ドルの工場は、Myanma Awba Group Company Ltd.,(MAG)が2,500万米ドルを出資し、残りの1,000万米ドルは世界銀行グループの一機関である国際金融公社(International Finance Corporation)が出資している。
ミャンマー情報省によると、ヘンリーバンティオ副大統領の他、農業・畜産・灌漑省(Ministry of Agriculture, Livestock and Irrigation)のアウントゥ(Aung Thu)大臣および職員らが工場を稼働させたという。
手頃な価格で地元の農家に農薬等を販売
ミャンマーの農業部門はGDPの約3分の1を占め、人口の少なくとも70%が農業に従事している。しかし、農業に必要な肥料や農薬などは、ほとんどが輸入に頼っているのが現状だ。
高品質の農薬が奨励されるにつれて、農家にかかるコストの負担は大きくなることもあり、その負荷を軽減するために、HAICは独自の農薬を製造し、手頃な価格で地元の農家に販売するという。
2021年までに、HAICはミャンマーの農薬需要の約半分を供給することを目指している。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/
ミャンマー農業・畜産・灌漑省
https://www.moali.gov.mm/
Myanma Awba Group
https://awba-group.com/
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