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2018-08-19 06:00

政治

密集する難民キャンプに必要不可欠な井戸などの支援

難民
井戸の設置
2018年8月9日、「AAR Japan(難民を助ける会)」は、バングラデシュ南東部コックスバザール県の避難民キャンプにおける、支援活動について報告した。

2018年1月から6月までの期間、「AAR Japan」は22本の井戸を設置した。このうち1つの井戸は、60万人超が数キロ四方に密集する、通称「メガキャンプ」にある。

高い使用頻度による故障
通称「メガキャンプ」の中心部に位置する、「クトゥパロン避難民キャンプ」では、「AAR Japan」が設置した井戸が約50世帯に水を提供している。

「クトゥパロン避難民キャンプ」には、国連や支援団体も多くの井戸を設置しているが、多くの世帯が高い頻度で使用する為、故障も多い。

「マジ(船頭)」(地区の住民代表)の呼びかけによる資金集めで、井戸を修理ができることもあるが、井戸が放棄されるケースも多い。

クトゥパロンとナヤパラ(バングラデシュ最南端)のキャンプにて、「AAR Japan」は、22ヵ所の共用施設(トイレ4基と水浴び室2基を組み合わせた)を建設した。

「AAR Japan」では、現在も共用施設の点検(故障や損傷の確認)と、メンテナンスを継続している。

今後の計画
2018年6月より、クトゥパロンとナヤパラ、レダのキャンプにおいて、トイレ310基、水浴び場130基、井戸46本の建設工事を開始した。

このほか、7月中旬より、避難民受け入れ地域において、トイレ52基、水浴び場52基、井戸24本の設置に取り組んでいる。

(画像はAAR Japanのホームページより)


外部リンク

AAR Japan
http://www.aarjapan.gr.jp/

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