2018-08-10 09:00
文化
マンダレー大学の考古学学科、バガン地方に住んでいた農村住民の生活を研究

今まではエリートのライフスタイルのみ研究
マンダレー大学の考古学学科のPyae Phyo Kyaw教授は、考古学学科では、800年以上前にマンダレーのバガン地方に住んでいた農村住民の生活を研究していることについて語った。これまで、王族や指揮官、当時の富裕層など、高い地位の人々のライフスタイルしか知られていないことから、この部門において、バガンの農村住民のライフスタイルを研究することとなったもの。
この研究は、2017年から2023年までの5年間にわたって実施される。
Pyae Phyo Kyaw教授は、次のように述べた。
「古代バガンの文化を研究する時、高い地位の人々によるライフスタイルの記録しか見つけることができませんでした。したがって、我々は今、その時代の都市エリートを支えている農村住民の生活を研究します。5年間のプロジェクトでは、彼らがどのように住んでいたか、農業のために水を得た場所、彼らが食べたものなどを調査します。」(プレスリリースより引用)
実地見学など綿密な研究
5年間の研究プロジェクトは、宗教・文化省管轄の国立考古学博物館からの考古学者および地元職員のサポートにより行われている。考古学の慣習として、研究は古代の証拠に基づいて行われる。Pyae Phyo Kyaw教授は、さらに次のように説明する。
「この5年間のプロジェクトの成果が1年以内に出ることはあまり期待できないため、国民は興味を持たないかもしれません。しかし、我々はバガンとその組織についての基礎を知ることができます。」(プレスリリースより引用)
このプロジェクトでは、800年から900年前にバガン地域に住む人々の社会経済的および慣習を明らかにすることを目指している。
現在得ている研究成果は文学と石碑の碑文に基づいたものなので、証拠能力は少し弱いと考えられる。研究は1年に2回の実地見学を行い、研究成果は1年に1回発行される。2017年の研究結果はすでに発表されている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/8/08/2018/id-14479
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