2018-07-29 12:00
社会
ミャンマーで1万6,000人以上が避難、モンスーン洪水被害

最も打撃を受けた州都
ミャンマー南部のカイン州、モン州、バゴー地方域を激しいモンスーンが襲い、各地で洪水が発生。多くの住民が避難を余儀なくされている。カイン州では広範囲が水没し、州都パアン(Hpa-an)でも道路が川のようになり、ボートあるいは腰ほどの深さまで溜まった汚水の中を歩いて、避難所まで移動しなければならない。
カイン州警察当局は、
「ミャワディ(Myawaddy)では約4,000人、パアンでは6,000人以上が避難所にいる」(UPIより)
と述べている。1万人以上の住民が避難したパアンは、最も打撃を受けた。
社会福祉部門の関係者によると、カイン州の8つの郡区で1万6,000人が避難しているという。
気候科学者も認める被害が大きい国
ミャンマーは近隣諸国と同じように毎年深刻な洪水に直面しており、2015年には気候科学者により、「世界で最も異常気象による被害が大きい国」のトップにランク付けされている。同年には100人以上が洪水で死亡し、全国で数十万人が避難を余儀なくされた。
また、2008年にはベンガル湾で発生した「サイクロン・ナルギス」が海岸線を広範囲にわたり襲い、約13万8,000人が死亡している。
国営メディは、今回の被害で政府が被災者や破壊された橋の再建などを支援するため、2億チャット(14万米ドル)を拠出したと報道した。
なお、現在のところ、今回の洪水での死傷者は報告されていない。
(画像はBBCより)
外部リンク
Myanmar flooding displaces more than 16,000 people
https://www.bbc.com/
Floods force thousands from homes in Myanmar
https://www.channelnewsasia.com/
Myanmar floods force more than 16,000 from their homes
https://www.upi.com/
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