ミャンマーニュース

少なくとも27人が行方不明になったミャンマー北部カチン州パカント郡区（Hpakant township）の鉱山で発生した地滑りで、当局は23遺体を回収したことを明らかにした。

23遺体のうち2遺体は、身元不明だという。

地滑りが発生したのは7月24日だが、サイクロンによる豪雨の影響で捜索活動が難航している。

捜索隊は行方がわからない残り4人の犠牲者の捜索活動を続けているという。

パカント郡区の地方自治体関係者は、と述べている。

パカント郡区Seik Mu 村にあるAyeyar Yadanar社が所有する未使用のヒスイ採掘場で、高さ91.4メートルの坑道壁が崩落したことにより、今回の大規模な地滑りは発生した。

この地滑りでは、カチン州の遠隔地で暮らす少数民族「ラワン（Rawang）」が多く犠牲を受けたという。ラワン族とはカチン族を構成する民族の1つで、ミャンマーで最も小さな民族の1つである。

復興作業を手伝う地元住民のShwe Thein氏は、と悲しみを表現した。

ミャンマーは世界有数のヒスイ産地として知られ、そのほとんどが国境を越えて中国へ密輸されているという。

渡り労働者や貧しい住民はヒスの破片を拾い集め、生活の足しにしているが、頻繁に発生する地滑りの犠牲になっている。

（画像はFrontier MYANMARより）

外部リンク

Bodies of 23 Myanmar landslide victims found: official
https://frontiermyanmar.net/

23 bodies recovered after Myanmar landslide
http://www.newindianexpress.com/

23 bodies found after landslide in Myanmar's northernmost mining region
http://www.xinhuanet.com/