2018-07-23 03:00
社会
世界最大の難民キャンプで暮らすロヒンギャ難民の声

バングラデシュへは2度目の避難 残虐な光景を目の当たりに
医療・人道援助を行っている国際NGOである国境なき医師団(MSF)は7月19日、世界最大の難民キャンプと言われるクトゥパロン=バルカリ難民キャンプで暮らすロヒンギャ難民の声を紹介した。国境なき医師団は、およそ6500世帯、2万9300人以上が避難生活をしているキャンプ18区で、ファティマ・カトゥンさんから話を聞くことができた。
3歳から11歳の子ども4人を連れて、2017年10月にバングラデシュに避難したファティマ・カトゥンさん。1992年の避難以来、今回で2回目となった。ミャンマーにおける昨年の暴動では、これまでに見たことがない残虐な光景を目の当たりにしたとしている。
避難途中で長男と生き別れに 行方不明のまま消息が分からず
ミャンマーの村で食料雑貨店を営んでいたモハメド・エレヤスさんは、ミャンマー兵によって店と自宅が焼き払われた。ミャンマーから避難する際には、長男と生き別れになったまま、いまだに行方不明で消息が分からないとした。また、就学のためミャンマーに残った実兄も、家を離れ、森の中で寝起きをする。モハメド・エレヤスさんは、難民キャンプで日雇いの仕事を見つけたが、仮設住宅での生活は快適とは言えないとしている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
国境なき医師団 プレスリリース
http://www.msf.or.jp/
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