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2018-07-21 21:00

社会

モンスーン期による水害の脅威 豪雨と強風に仮設住居が耐えられるか

ロヒンギャ難民
水害リスクが指摘される難民キャンプ 6月からモンスーン期に
医療・人道援助を行っている国際NGOである国境なき医師団(MSF)が、難民が水害の脅威に直面していると、7月18日のプレスリリースで発表した。

昨年8月、多くのロヒンギャ難民が、ミャンマーにおける暴力からバングラデシュに逃れてきた。その中でも、南部コックスバザール県の丘陵地に広がるクトゥパロン=バルカリ難民キャンプには、62万人以上のロヒンギャ難民が生活しているが、今年の6月に入り現地はモンスーン期に入っている。

劣悪な難民キャンプに関して、様々な機関などから、豪雨による深刻な水害リスクが指摘されているほか、ロヒンギャ難民からも仮設住居が豪雨と強風に耐えられるのかといった声も上がっている。

簡素な造りの仮設住居ばかり 災害が起きれば多数の犠牲者も
難民キャンプの仮設住居は、援助団体から与えられた竹材を使用し、難民が自ら組み立てたもので、地面に竹ざおを立て、細かく割いた竹材を編んだ骨組みに、ビニールシートをかぶせただけの簡素な造りになっている。

このような仮設住居に加え、人口過密となっているキャンプで、豪雨による土砂崩れや洪水などが起きれば、多数の犠牲者がでることが想定され、自然災害による脅威が多くの難民に迫っているとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

国境なき医師団 プレスリリース
http://www.msf.or.jp/

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