2018-07-24 22:30
社会
ミャンマー第2の都市マンダレー、1週間で4,244件の交通違反を摘発

「違反者は逃げ隠れすることはできない」
ミャンマー情報省によると、同国第2の都市マンダレーで7月15日から21日にかけて、4,244台の車両が交通違反で摘発されたという。古代遺産の文化都市としても知られているマンダレーでは、24時間監視システムを信号に設置したことが、大量の交通違反摘発につながった。
設置された24時間監視システムは、シドニー調整適用交通システム(Sydney Coordinated Adaptive Traffic System:SCATS)のソフトを導入している。
マンダレーのYe Lwin市長は、
「オートバイであろうと車であろうと、システムはすべての交通違反者を記録することができ、自動的に3枚または4枚の写真を撮影する。違反全体をビデオに録画しているため、違反者は隠れることができない」(プレスリリースより)
と述べている。同システムは違反者が目的地に着くまで、経路を追跡することができるという。
交通取り締まりと安全の両方に有用
マンダレーにある32の信号にそれぞれSCATSが設置され、SCATSには360度のドーム監視カメラが装備されている。また、このカメラは、20ヤード(約18メートル)先まで画面を拡大できるという。マンダレー市開発委員会の関係者は、
「SCATSは事故を直ちに報告できる上、交通規則の取り締まりと安全の両方にとって有用なシステムだ」(プレスリリースより)
と述べている。スピードカメラ11台、赤信号カメラ21台、ナンバープレート認識カメラ117台を含む130台以上の監視カメラ(CCTV)が、SCATS搭載の信号の近くに追跡装置として設置されたという。
SCATSを設置したことで、マンダレーの交通違反が減少することが期待される。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/
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