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2019-04-20 20:30

社会

ジャパンハート、養護施設「Dream Train」の子どもたちの日本訪問を報告

ジャパンハート
日本の子どもたちとの異文化交流
ジャパンハートは、貧困により親元を離れることを余儀なくされた子どもたちのための養育施設「Dream Train」の子どもたち8人が、初めて日本に滞在したことについて報告した。

子どもたちは、日本から援助を行っている里親とのパーティーに参加したり、隅田川の桜やスカイツリーと写真を撮ったり、楽しい時間を過ごし、その後、日本滞在の一番の目的である、3日間にわたる日本の子どもたちとの異文化交流を行った。

これは、ジャパンハートでボランティアとして関わっている医師たちによって作られた団体、Kurikindiesが、ミャンマーと日本の子どもたちの異文化交流をすることを目的としてクラウドファンディングで資金を募り、今回の日本滞在とともに実現したものである。

1日目は、日本の子どもたちを含めてグループを作り、浅草を観光した。日本の子どもたちは、雷門の由来などを携帯で調べながらドリームトレインの子どもたちへ通訳を通して丁寧に説明していた。

2日目は、SONY GLOBAL educationでプログラミング体験をし、プログラミングによって操作できる車のような機械を使って相撲対決をした。日本人の子どもがドリームトレインの子どもが組み立てた部分を残しつつより強くなるように一緒に考えながら改良していた姿が見られた。

次に、東京工科大学を訪問し、コンピューターを使った技術を見学し、実際に体験をしてゲームなどを楽しんだ。

さらに、バスで埼玉県民活動センターへ移動し、「自分の身の回りで起きている問題について」というテーマで、6つのグループに分かれて話し合う、ワークショップを行った

日本人の子どもたちからは、「いじめ・虐待・労働時間・飲酒運転・地球温暖化」などの意見、ミャンマーの子どもたちからは、「停電が多い・断水が多い・ごみ問題・家族の問題・学校へ行けない子が多い」などの意見があり、それぞれの発表を聞いて、質問をしたり意見を述べたりした。

運動会でミャンマーのダンスを披露
3日目には運動会が開かれ、二人三脚、玉入れ、ドッチビー、クイズ大会、綱引きなどが行われた。また、休憩時間には、子どもたちがみんな一緒になって、サッカーやバレー、バスケットボールを楽しんだ。

その後、ミャンマーの子どもたちが、この日のために日々練習を重ねてきたダンス、男の子はHIPホップ、女の子はミャンマー伝統のダンスの発表を行った。

3日間一緒に過ごした日本人の子どもたちとの間には、お互いを思いやり接する姿が見られ、ミャンマーから来た子どもたちからは、「また日本に来たい!」という言葉があった。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

特定非営利活動法人ジャパンハート
https://www.japanheart.org/
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