2019-02-06 15:00
社会
世界がんデーにヤンゴンで「がんの意識向上キャンペーン」開始

「がんは早期発見できれば治療が可能」
ミャンマー情報省によると、「世界がんデー(World Cancer Day)」である2月4日にヤンゴンで、保健・スポーツ省(Ministry of Health and Sports)とヤンゴン地方域政府が3年間の「がん意識向上キャンペーン」を開始したという。同キャンペーンは2019年から2021年にかけて、Shwe Yaung Hnin Si Cancer Foundationと共同で開催される。
4日に行われたイベントには、ヤンゴン地方域公衆衛生局、ミャンマー医師会、ミャンマー歯科審議会、ミャンマー看護師・助産師協会、ミャンマー赤十字社などの職員ら2,000人が参加。
ヤンゴン地方域公衆衛生局のTun Myint氏は同キャンペーンの目的ががんの早期発見を促す意識向上にあることに言及した上で、
「人々はがん検診を受けなければならない。がんは早期発見できれば治療が可能だ」(プレスリリースより)
と早期発見の重要性を訴えた。「世界がんデー」とは
「世界がんデー」とは、がんへの意識向上と予防、検出、治療への取り組みを促すために定められた日だ。がん患者の勇気を象徴し、人々が髪の毛を剃る「#NoHairSelfie」という世界的な運動でも知られている。
世界がんデーでは、いろいろな問題に焦点を当てたテーマを各年に設けており、2019年から2021年の統一テーマは“I am and I will(私は今、そしてこれからも)”だ。
世界保健機関(WHO)が発表したデータによると、2018年には世界で1,810万人の新たながん症例が報告され、約960万人ががんで死亡したという。
また、世界で男性の5人に1人、女性の6人に1人ががんの危険にさらされ、男性の8人に1人、女性の11人に1人ががんにより死亡している。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/5/02/2019/id-16560
ミャンマー保健・スポーツ省
http://www.mohs.gov.mm/
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