2017-02-06 14:00
社会
ミャンマー保健省、3MDG基金で結核病の新施設を建設

3年以内に結核病発生率40%減
ミャンマー情報省によると、同国保健・スポーツ省は3年以内に結核対策予算を2.5%引き上げ、新たにスタートする医療施設や診断サービスを通じて、結核病の発生率を40%削減することを目指すという。ミャンマーでは国の負担を軽減するため、欧米政府などが支援するスリーミレニアム開発目標基金(Three Millennium Development Goal Fund:3MDG基金)の支援を受け、ヤンゴンとマンダレーに外来施設を新設する予定である。
新設される医療施設は2018年までに運用を開始し、1日に100~150人の患者を受け入れる。
入院費を無料にする必要がない患者専用患者
このプロジェクトは310万ドルという3MDG基金による投資の一部で、外来施設2カ所、バイオセーフティレベル3の検査室、ヤンゴンとマンダレーに結核管理施設が設立される。新たな医療施設は4階建ての建物で、検査室、診療所、X線、カウンセリング、相談室、緊急治療室などが設けられる予定だ。
また、これらは入院費等を無料にする必要がない患者に治療サービスを提供する施設だという。
2016年の統計によると、ミャンマーは1998年以降、結核発生率が高いと考えられている22カ国の1つで、毎年15万件の結核が発生している。
(画像はThree Millennium Development Goal Fundより)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/
Three Millennium Development Goal Fund
http://www.3mdg.org/
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