2017-01-24 08:00
政治
国連リー氏、ラカイン州民族党幹部との面会できず

最強勢力アラカン民族党が拒否
国連のミャンマー人権特別報告者であるヤンヒ・リー氏がラカイン州を訪問しているが、州の代表はリー氏との会談を拒否した。リー氏は12日間の日程でミャンマーを訪問。そのうち3日間は、ロヒンギャ族迫害問題の実態を調査するためにラカイン州に滞在した。
ラカイン州では10月、国境地域で軍による暴力事件が発生して以来、数百人のロヒンギャ族が死亡したとされている。実態はまだ明らかにされていないが、国連は、少なくとも6万5000人のロヒンギャ族が暴力から逃れ、バングラデシュへ避難している。
リー氏は13日、シットウェのイスラム系コミュニティを訪れ、ロヒンギャ族のリーダーと面会を行った。また、10月、事件の発端となった国境警備隊の幹部にも訪問した。
同日夕方、リー氏は、勢力の強いアラカン民族党の幹部と面会を予定していたが、同党リーダーはこれを拒否した。
「党は国連を信じていない」 公平な解決には期待できず
同党幹部のBa Swe氏はアナドル通信社の取材に対し、私たちはリー氏の所属する組織である国連を信じていないので、会うつもりはない。国連は問題を公正に解決する決意を持っていない。(アル・ジャジーラより)
と語っている。
また、ロヒンギャ族はバングラデシュからの違法移民だということを前提とし、
この問題はベンガル人をこの国の民族と解釈している限り、解決することはない。(アル・ジャジーラより)
と述べている。
(画像はアル・ジャジーラより)
外部リンク
アル・ジャジーラ
http://www.aljazeera.com/
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