2017-01-16 02:00
社会
ミャンマー軍 カチン州の難民キャンプを砲撃か 難民は中国へと避難

中国の国境警備隊に入国阻止される者も
ミャンマー北部・カチン州の当局者によると、1月11日に同州・Waingmaw郡区の難民キャンプが砲撃されたという。砲撃は政府軍によるものと見られる。また、約4000人の難民らは砲撃から逃れるため、国境を越え、中国に逃げ込んだ。中には、中国の国境警備隊に入国を阻止される者もいた。
同州で独立を求めるカチン独立軍(KIA)と政府軍はこの数ヶ月、武力衝突を繰り返している。昨年11月の武力衝突においては、KIAに他の少数民族武装勢力も加勢した。この衝突により、数十人が犠牲となっただけでなく、難民がさらに増加することとなった。
ミャンマー当局 国連特使のカチン州訪問を拒否
ミャンマーの人権状況に関する国連の特別報告者である李亮喜(イ・ヤンヒ)氏は、同国内の人権に関する状況を調査するため、1月9日にミャンマー入りした。同氏は、同州の町を訪問する予定であったが、ミャンマーの当局は1月10日、同氏の訪問を拒否した。
昨年発足した新政権は、国内の和平実現を掲げているが、同国西部のロヒンギャ問題や、国内各地の武力衝突により、和平実現への道のりは険しい状況が続く。
(画像はRadio Free Asiaより)
外部リンク
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