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2017-01-15 13:00

政治

ミャンマーとインドの国境付近にフェンスを建設

フェンス建設
国境警備の円滑化を目的に 
1月10日、ミャンマー外務省は、インドとの国境を明確にするため、国境沿いにフェンスを建設することを発表した。

建設事業が行われるのは、ミャンマーと国境を接するインド・ナガランドのPangsha地区。境界線から10メートル離れた位置にフェンスが設置される。工事の間、周辺地域約3500エーカーが封鎖される。

政府は、フェンス建設は国境警備をスムーズに運営するためのもので、伝統や習慣となっている両国民の往来を制限する物ではないとしている。

国境をまたいで生活する部族等が抗議行動
政府の声明に反し、地元Pangshaではフェンス建設を反対する抗議行動が発生している。

インドとミャンマーの国境は1643kmにおよぶ。フェンス建設の目的は、違法取り引きや麻薬密売、抗争など、国境を越える犯罪を抑制することだ。これらの行動は国境10km圏内で多く発生している。

一方、古くから国境を越えて生活する住民もいる。彼らは歴史的な関係を重んじ、フェンス建設を反対している。

地元住民は工事期間中の地域封鎖は日常生活に支障を来すと懸念を示した。また、古くからの伝統や文化、習慣、経済・社会的な関係を分断し、アイデンティティを壊すものだと抗議している。

地域の部族会は、住民の権利保護の立場から、インド政府とミャンマー政府に対してフェンス建設の中止を要請していた。

(画像はNortheast Todayより)


外部リンク

Northeast Today
http://www.northeasttoday.in/

Morung Express
http://morungexpress.com/
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