2016-12-23 12:00
政治
ロヒンギャ問題協議のため、ヤンゴンで緊急ASEAN外相会議開催

ロヒンギャへの人道支援強化へ
12月19日、ロヒンギャ問題協議のため、緊急のASEAN外相会議がヤンゴンのセドナホテルで開催された。ASEAN各国の外相らが出席した同会議は、非公開で開催された。会議に出席したASEANの外相らによると、会議では以下の2点について同意が得られた模様だ。
1点目は、ラカイン州北部地域を中心としたロヒンギャに対する人道支援の強化、2点目は、ミャンマー政府が同州北部地域の状況について随時情報を公開することだ。
マレーシアのアニファ外相は、ミャンマー政府によるロヒンギャ問題解決への動きが「遅い」と述べた上で、ラカイン州のロヒンギャに対する人道支援を強化すべきとの考えを示した。
ミャンマー政府・ロヒンギャ双方による信頼回復が鍵
シンガポールのビビアン外相は、会議に出席した後、自身のフェイスブックにラカイン州における長年の問題を解決するには時間を要するが、ミャンマー政府とロヒンギャは、互いに信頼関係回復に努め、友好関係を構築する決意が必要だろう。(CHANNEL NEWSASIAより)
と投稿した。
また、インドネシアのルトノ外相は、ロヒンギャ問題解決のためにミャンマー政府が緊急会議を開催したこと、また、ASEAN各国がロヒンギャ問題解決に向けて支援を実施することについて、高く評価した。
ラカイン州では、10月よりミャンマー軍による民間人殺害や性的暴行が相次いでおり、これまでに約3万人のロヒンギャがバングラデシュへと逃げ込んでいる状況だ。
(画像はMYANMAR TIMESより)
外部リンク
MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/
CHANNEL NEWSASIA
http://www.channelnewsasia.com/
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