2016-12-07 22:00
社会
ラカイン州諮問委員会 10月に武力衝突の被害を受けた地域を視察

委員会が面会要望するも、アラカン国民党議員らは拒否
ミャンマー西部・ラカイン州の人道的支援のために設立された「ラカイン州諮問委員会」は12月3日、10月に武力衝突の被害に見舞われた同州内の地域を視察した。視察には、元国連事務総長で同委員会の委員長を務めるコフィ・アナン氏も同行した。
同委員会は、同州でラカイン族のための政治運営を行う「アラカン国民党」(ANP)の議員らとの面会を要望したものの、議員らは同委員会がロヒンギャ支援を基本的な概念としていることから、面会を拒否した。
12月5日には、同委員会とティン・チョー大統領が会談したが、会談に出席した国民民主連盟(NLD)の議員は、イスラム教徒であるロヒンギャにも市民権は与えられるべきだ、との考えを示した。
政府は、ラカイン州の歴史を熟知した上で判断すべき
しかしながら、ANPの議員は、ロヒンギャが国外に脱出したいならば、自由に国外に脱出させるべきだ、との考えを示している。その理由についてANPの議員は、ミャンマー政府は近年のロヒンギャ問題にのみ着目し、ラカイン州の歴史を理解していないためであるとの認識を示し、政府に対して、ラカイン州の歴史と経緯について熟知した上で総合的に判断すべきとの考えを示した。
外部リンク
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mitvNEWS
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