2016-12-02 21:00
社会
国際赤十字、ミャンマー初のリハビリセンターを開設

北部カチン州に 世界で2番目の規模
11月29日、赤十字国際委員会(ICRC)は、ミャンマーに初めてのリハビリセンターがオープンしたことを発表した。リハビリセンターはミャンマー北部カチン州のMyitkyinaに設立された。ICRCはこの事業に150万ドルを投じている。
リハビリセンターはベッド数60、スタッフは30人体制で運営する。1500人の患者を対象とするリハビリ設備と、手術設備が用意された。
新設されたリハビリセンターは、アフガニスタンのカブールに続き、世界で2番目に大きい施設となった。ICRCは今後、ミャンマー保健スポーツ省にかわって、長年の実績をいかした活動を実施していく。
地雷の犠牲者に専門知識とサービスを提供
地雷の犠牲者はアフガニスタン、カンボジア、ミャンマーに多い。これらの国では偶然の事故による民間の犠牲者が絶えず、生活に大きな影響を与えている。また、カチン州やシャン州には、10万人以上の人々が紛争を逃れて避難している。同地区の負傷者やリハビリを必要とする人々は、これまでバスで20時間かけてマンダレーの病院に運ばれていた。今後、このような負傷者は同センターで受診することが可能になる。
センターでは武器に関する問題を緩和するため、専門知識とリハビリサービスを提供していく。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ICRC・ニュースリリース
https://www.icrc.org/
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