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2016-11-29 07:30

社会

ミャンマー最大都市ヤンゴンの爆発事件で容疑者を逮捕

爆発
少なくとも3人を逮捕
複数の報道によると、ミャンマー周辺で数件にわたり発生していた爆発事件で、少なくても3人の容疑者がミャンマー警察に逮捕されたという。

この逮捕の発表は、11月25日にヤンゴン地方政府の庁舎内で爆弾が爆発した翌日の26日、大統領府のZaw Htay報道官のFacebookページで明らかにされた。

Anadolu Agencyによると、「地方政府庁舎内の爆発事件後すぐに女性2人が拘束され、尋問に基づいて今朝(26日)男性3人を逮捕した」と上級警察官が語ったという。

また、この上級警察官は、ヤンゴン周辺で発生している数件の爆発事件についても、逮捕された男らが関与した疑いがあるとしている。

ヤンゴンでは、17日にマヤゴン郡区のスーパーマーケットで2回、20日にはドボウン郡区のスーパーマーケットで少なくとも3回、24日にはヤンゴン市南ダゴン郡区にある移民局内で少なくとも4回の爆発が起きている。

いずれも負傷者は出ておらず、ドリンク剤の瓶に化学薬品を入れた殺傷能力の低い爆弾であった。

ラカイン州・シャン州で戦闘を続ける武装反乱グループが関与か
爆発事件で逮捕された容疑者がイスラム系少数民族ロヒンギャであったこと、また爆発事件がラカイン州やシャン州で続く戦闘で軍と武装反乱グループとの緊張が高まったときに発生していることから、これらの武装反乱グループの関与を調査しているという。

ラカイン州では先月に発生した国境警備隊襲撃事件後、ロヒンギャ社会の大規模掃討を行っているとして国際社会から非難の声が上がっている。

また、シャン州では20日の朝、カチン独立軍(KIA)を含む4つの武装反乱グループが、中国との国境付近の軍事検問所、警察署、ミューズ貿易区(Muse Trade Zone)に共同攻撃を開始。政府軍の攻撃に対する報復といわれている。20日には民間人8人を含む14人が死亡した。

ヤンゴンでの爆発事件で明示的な脅迫をする者はいないが、これらの戦闘による政府軍事作戦に反発する者からの警告として爆発が起こったという憶測もある。

ミャンマーの暴力行為は終息に向かっているのだろうか。


外部リンク

Myanmar police arrest Muslims over Yangon bombings
http://www.dailymail.co.uk/

Suspect Arrested for Bombings in Myanmar's Largest City
http://abcnews.go.com/

5 arrested after blasts in Myanmar’s biggest city
http://aa.com.tr/

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